
椿本デンタルクリニックでは、できるだけ歯を残す治療、患者さまに合わせた歯科治療をご提供します。国際歯科連盟が提唱する「最小限の侵襲(ミニマムインターベンション)」という概念に基づき、歯の健康的な保存を第一とする診療を行っています。白い歯を手に入れるための治療においても、この理念に基づき、天然の歯を最大限に活かす方法をご提案しています。
歯が黄ばんでしまう原因

加齢による変化
歯の最も外側にあるエナメル質は透明で、その下にある象牙質は自然と黄色みを帯びています。年齢を重ねるとエナメル質が薄くなり、内側の象牙質の色が透けて見えるようになるため、歯全体が黄ばんで見えるようになります。これは自然な加齢現象で、20代から徐々に始まり、40代以降で特に目立つようになります。エナメル質の厚さには個人差があり、もともと薄い方は若い年齢から歯の黄ばみが気になることもあります。
生活習慣による着色
日常的に摂取する食べ物や飲み物に含まれる色素が歯の表面に付着することで、徐々に着色していきます。特に影響が大きいのは以下のような飲食物です。
- コーヒーやお茶(特に濃い紅茶)
- 赤ワイン
- カレーなどのスパイスを多く含む食品
- トマトソースやしょうゆなどの色の濃い調味料
- ブルーベリーなどの色素を多く含む果物
また、喫煙も歯の着色を促進する大きな原因となります。タバコに含まれるニコチンやタールは歯に黄色や茶色の色素を沈着させます。毎日1箱以上喫煙する人は、数ヶ月で明らかな着色が見られることもあります。当院では、お口の健康のためにも禁煙をお勧めしています。歯の着色だけでなく、歯周病のリスクも高めるため、健康な歯を長く保つためにも重要です。
口腔ケアの不足
毎日の歯磨きが不十分だったり、歯科医院でのクリーニングを定期的に受けていない場合、歯の表面に歯垢や歯石が蓄積します。これらは黄色や茶色に見えるため、歯全体が黄ばんで見える原因となります。また、歯垢は細菌の温床となり、酸を生成するため、エナメル質を傷つけて着色しやすい状態を作り出します。特に歯と歯の間や歯と歯茎の境目は、歯ブラシが届きにくく、着色しやすい部位です。
遺伝的要因と体質
歯の色は遺伝的な要素も大きく関わっています。もともとエナメル質が薄かったり、象牙質の色が濃い場合は、生まれつき白い歯になりにくい傾向があります。また、一部の抗生物質(テトラサイクリン系)を歯の形成期に服用すると、歯に灰色や黄褐色の着色が起こることがあります。このような内因性の着色は、表面的なクリーニングでは除去できないケースが多く、審美歯科治療が必要となります。
白い歯を手に入れるための治療法

当院では、歯を保存することを重視して、保険診療から自由診療までお口の状態にあった治療の選択肢をご提案いたします。削る量を最小限にする保存第一の歯科治療を心がけ、歯の健康を長期的に守るための選択肢をご提案します。審美治療においても、患者さまのご要望をしっかりお聞きし、保険診療を含めた治療の中から最適な治療法をご提案いたします。
ホワイトニング
当院では、歯を削ることなく歯の黄ばみを専用の薬で白くするホワイトニング治療を提供しています。天然の歯を白くするホワイトニングなら、自然な色調に仕上がり、より美しい笑顔になります。治療前には、しっかりとしたご説明と丁寧なカウンセリングを行い、患者さま一人ひとりに最適な治療法をご提案します。
オフィスホワイトニング

歯科医院で行う専門的なホワイトニングです。高濃度の過酸化水素などの漂白剤を歯に塗布し、特殊な光や熱を当てて化学反応を促進します。個人差はありますが、1回の治療で約2〜8段階ほど歯を白くすることができ、効果は即日現れます。治療時間は約1時間程度で、複数回行うことでさらに白さを増すことができます。歯科医師の管理下で行うため安全性が高く、歯の状態に合わせた濃度調整も可能です。ただし、知覚過敏が一時的に起こることがあり、効果の持続期間は個人差があります。
当院では薬剤として「オパールエッセンスBOOST」(過酸化水素35%)を使用しています。結婚式やイベントなどを控えている方は、効果を高めるための事前ケアなども必要なため、その日から1ヶ月以上前にご来院いただくことをおすすめします。
ホームホワイトニング(カスタムトレー)

歯科医院で個人の歯型を取り、それに合わせたマウストレーを作製します。患者さん自身が家庭で専用のジェルをトレーに入れて装着する方法です。当院では薬剤として「オパールエッセンス(過酸化尿素10%)」を使用しています。オフィスホワイトニングより低濃度の薬剤を使用するため、1回あたりの効果は穏やかですが、2〜4週間継続することで徐々に歯が白くなっていきます。就寝時や都合の良い時間に装着できる利便性があり、コストパフォーマンスも良好です。一方で、自己管理が必要なため、使い方を正しく理解することが重要です。
ホームホワイトニング(既成トレー)
患者さんご自身が家庭で、歯科医院で処方された薬剤入りの既成トレーを装着する方法です。1日90分ほどの装着時間が必要ですが、1回使いきりで衛生的であり、また、過酸化水素6%が含まれたジェルが初めからトレーに充填されており、装着することで歯面にぴったりと薬剤が付着することで、ダイレクトなホワイトニングの効果が期待できるため、手軽なホワイトニングが可能です。
デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング(カスタム)を組み合わせた方法です。まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、その後自宅でホームホワイトニングを続けることで、より効果的かつ持続的な白さを得ることができます。初回のオフィスホワイトニングで即効性を感じられ、その後の家庭でのケアで徐々に白さを増していくため、満足度が高い治療法です。また、定期的にホームホワイトニングを行うことにより、白さを維持していくことも可能です。ただし、総費用は他の方法より高くなる傾向があります。
審美歯科治療
当院の審美治療は、健康的なお口の状態をより美しく改善し、その状態が長期間続くように治療を進めます。患者さまのご要望に合わせて、歯を白くしたい、歯の形を綺麗にしたい、歯並びを綺麗にしたいなど、さまざまなニーズにお応えします。
ラミネートベニア
歯の表面を0.3〜0.7mm程度薄く削り、その上に薄い陶材(セラミック)のシェルを接着する治療法です。歯の変色だけでなく、歯の形や隙間の修正も同時に行えるため、短期間で理想的な歯並びと白さを手に入れることができます。天然の歯のような透明感があり、変色しにくい特徴があります。耐久性も高く、適切にケアすれば10年以上持続することが期待できます。
当院では、国際歯科連盟が提唱する「最小限の侵襲(ミニマムインターベンション)」の概念に基づき、できるだけ健康な歯質を残すことを重視しています。そのため、より保存的な方法が可能かどうかを十分に検討した上で治療法をご提案します。
ノンプレップベニア(削らないラミネートベニア)
従来のラミネートベニアより更に薄い(0.2mm程度)セラミックを使用し、歯を削らずに直接接着する方法です。歯の形状や並びがほぼ理想的で、色の改善だけを希望する場合に適しています。歯を削らないため痛みがなく、元の状態に戻すことも可能です。ただし、適応症例が限られており、歯並びに問題がある場合や大幅な色調改善が必要な場合には従来のラミネートベニアが推奨されます。また、厚みが薄いため、技術的に難しく、経験豊富な歯科医師による施術が必要です。
オールセラミッククラウン
歯全体を覆うセラミック(陶材)の被せ物です。重度の変色や形態異常、大きなむし歯治療後の歯などに適しています。金属を使用しないため、自然な透明感のある白い歯を再現できます。また、金属アレルギーの心配もありません。天然歯と見分けがつかないほど美しい仕上がりが可能です。
当院では、ジルコニアセラミッククラウンをはじめとする高品質な素材を使用しています。
ジルコニアクラウン
ジルコニアは強く、軽く、そして体に優しい素材です。強度と靭性をもち耐久性、耐食性、耐熱性にも非常に優れています。しかし、健康な歯質を多く削る必要があるため、当院の「最小限の侵襲」の理念に基づき、より保存的な方法が適さない場合の選択肢として慎重にご提案します。
日常的なケアと予防
プロフェッショナルクリーニング
歯科医院で行う専門的なクリーニングで、歯の表面に付着した着色や歯石を除去します。スケーリングやPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)などの方法があり、歯ブラシでは落としきれない汚れを効果的に除去できます。当院では、3〜6ヶ月に1回の定期的なクリーニングをおすすめしています。これにより、歯の白さを維持し、着色の進行を防ぐだけでなく、歯周病予防にも効果的です。
経験豊富な歯科衛生士が、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせたクリーニングとブラッシング指導を行います。正しいブラッシング方法のアドバイスを受けることで、自宅でのケアの質も向上し、美しく健康な歯を長く保つことができます。当院は予防歯科に力を入れており、生涯を通じて健康な歯を維持するためのサポートを行っています。
自宅でのホワイトニングケア
市販のホワイトニング歯磨き粉や、ホワイトニングキットを使用する方法です。専門的な治療ほどの効果は期待できませんが、軽度の着色であれば改善が見られます。また、プロフェッショナルホワイトニング後の白さを維持するためのケアとしても有効です。ただし、研磨剤の強い製品の長期使用はエナメル質を傷つける可能性があるため、歯科医師に相談の上で適切な製品を選ぶことが大切です。
生活習慣の改善
着色の原因となるコーヒーや紅茶、赤ワインなどの摂取後は、できるだけ早く口をすすぐか歯を磨くことで着色を防げます。また、飲む際にはストローを使用することで前歯への着色を軽減できます。喫煙者は禁煙することで、歯の着色だけでなく口腔内の健康全般が改善します。毎日の丁寧な歯磨きと歯間ブラシやフロスの使用も、着色予防に効果的です。
白い歯にするための治療選択ガイド
当院では、患者さま一人ひとりのお口の状態とご要望に合わせて、最適な治療法をご提案します。国際歯科連盟が提唱する「最小限の侵襲(ミニマムインターベンション)」という
概念に基づき、できるだけ歯を削らず、天然の歯を最大限に保存する治療を心がけています。
軽度の着色の場合
歯の色が全体的にやや黄色みを帯びている程度であれば、まずはプロフェッショナルクリーニングを受けてみましょう。表面の着色が除去されると、見た目が大きく改善することがあります。当院では、定期的なクリーニングと正しいブラッシング指導で、お口の健康を維持しながら歯の白さもキープするサポートを行っています。
それでも白さが足りない場合は、ホームホワイトニングが最適な選択肢となります。徐々に白くなっていくため、自然な仕上がりになります。コスト面でも負担が少なく、効果が持続しなくなったら再治療も容易です。当院では、患者さまに合ったホワイトニングジェルとマウストレーを作製し、適切な使用方法をご指導します。
中程度の着色の場合
年齢による黄ばみが進行している場合や、タバコやコーヒーなどによる着色が強い場合は、オフィスホワイトニングやデュアルホワイトニングがおすすめです。短期間で明らかな効果が得られ、満足度も高い治療法です。特に人前に出る機会が多い方や、特別なイベント(結婚式など)を控えている方には適しています。治療後は定期的なメンテナンスと生活習慣の改善で、白さを長持ちさせることが可能です。
重度の変色や形態異常がある場合
内因性の着色(テトラサイクリン変色など)や、歯の形や位置にも問題がある場合は、ラミネートベニアやオールセラミッククラウンが適しています。ホワイトニングでは改善できない症例でも、理想的な白さと形態を獲得できます。また、前歯の一部だけが変色している場合や、歯の一部が欠けている場合なども、これらの治療で自然な見た目に回復できます。
当院では、症例ごとに詳細な診断を行い、どのような治療が最適かを慎重に検討します。ラミネートベニアでは薄く削り、オールセラミッククラウンではより多くの歯質を削る必要があるため、歯の保存を第一に考えた上で治療法をご提案します。また、費用面では最も高額になりますが、保険診療と自費診療のメリット・デメリットを丁寧にご説明し、患者さまのご予算や希望に沿った治療計画を立てさせていただきます。
対象の診療
医療広告ガイドラインに準拠した治療に関するご説明

治療内容
薬剤を使用し、歯を漂白します。または、歯を削り人工の詰め物や被せ物をする場合があります。
標準費用(自費)
- 歯ぐきのピーリング 5,500円(税込)/1回~上下両顎のデュアルホワイトニング 50,600円(税込)
- セラミッククラウン(e-maxクラウン)121,000円(税込)/本
治療期間・回数
口腔内の状況や治療内容により異なります。
副作用やリスク
- 歯を削る治療では、歯を削る必要があります。
- 歯を削ることで痛みやしみたりする場合があります。
- 被せ物や詰め物は経年劣化が起こる場合があります。
- ホワイトニングでは薬剤がしみて痛みなどの刺激が生じる場合があります。
- 効果の度合いや継続期間には個人差があります。