匠工房

先日、トヨタ自動車様のイベントに参加してまいりました。

今回のイベントは、板金の体験と個展の鑑賞でした。

私が実際にやってみると、安定した１打１打を打つことがとても難しいのですが、当然匠が行うと安定した１打となります。

さらにその場で、一打一打の音を収音マイクで拾い、音の大きさと質を分析したのですが、匠は、１打１打に差がなく、大変驚き、感動いたしました。

また、個展では、匠たちが作った作品を実際に鑑賞しましたが、板金で作ったとは思えないくらいの作品ばかりで、大変感銘を受けました。

トヨタ自動車では、創業以来、「手叩きの板金技能」が受け継がれるており、この板金技能を使い手加工ならではの製品を世に送り出すことに挑んでいるのがトヨタ自動車の試作車をつくる開発試作部にある「匠工房」です。

「手叩きの板金技能」とは、プレス機などは使わず、人間がハンマーで金属板を叩いて狙った形状にしていく技術であり、豊田喜一郎がつくったトヨタ初の量産車トヨダAA型乗用車にも活用されていました。

椿本デンタルクリニック

院長　椿本　貴教