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マイクロスコープによる精密根管治療

近年、歯の治療にマイクロスコープが使われることが増えています。

 

マイクロスコープとは、歯を4~20倍前後にまで拡大し、状態を確認しながら治療を行うための機器です。

昔、小学校や中学校で、プレパラートを除いた実態顕微鏡をイメージしていただくとわかりやすいと思います。

 

マイクロスコープは、歯科治療全般で使用できますが、特に、根の治療(根管治療)では、大きな役割を果たします!

根の中にある神経の道(根管)は、非常に複雑に入り組んでおり、主たる道も、入口が1mm以下で、10~20mmの長さの根管の先の出口は0.3mm前後であり、暗い根管の中を裸眼で確認するのは至難の業です。

歯科医師は、歯の形状やレントゲン写真、手の感覚などから、複雑な根管の中を治療していきます。

現在、根管治療の成功率は、その論文の詳細により異なりますが、以下のように捉えられています。

・ 病変のない 初めての根の治療 約90%

・ 病変のある 初めての根の治療 約80%

・ 2回目以降の根の治療 約70%(元々の根管の形が壊れていると、47%まで下がるとの報告あり)

 

このようなデータからも、いかに最初に確実な治療をするかがとても大切であり、マイクロスコープの使用は、成功率をより高めます。

非常に繊細な動きを必要とするため、一定の治療時間も要します。

 

当院の院長は、根管治療専門医のもとで研鑽し、現在も精密根管治療を行っております。

歯を永く大切にしたい、歯を残したい、など、お悩みの方は、是非ご相談ください!